皆様こんばんは。リクルートフォトスタジオ撮影担当です。
今日は、東洋英和女学院大学、中央大学、実践女子大学、明星大学、法政大学、日本大学、立教大学他のお客様にご来店いただきました。
さて、今日は撮影とレタッチを担当している私から、毎年皆様からご質問をいただくことの多い、「顔の左右非対称」についてお伝えします。
今、就活用の証明写真をどこで撮ろうかと迷っていたり、どこがいいスタジオや写真館なのか探している方は特に注意して、この記事を読んでおくことをおすすめします。
（当スタジオは、神奈川以外でも東京、千葉、埼玉、群馬、山梨、静岡や地方からも就活証明写真のためのご来店があるのですが、このような内容を詳しく説明している写真スタジオはないと自負しています）
就活中のミニ知識として、気休めにお読みいただければ幸いです。
皆様もご存知かもしれませんが、ヒトの顔は個人差はありますが、左右非対称、つまりアシンメトリーです。
鼻の中心部分から縦に線を入れて、顔の左と右を比べてみると、左右は違ってきます。
たとえば、左目が右目よりも小さかったり、右目が左目よりも上に向いていたり、極端な場合は、目がついている位置も左右対称ではありません。
鼻も、鼻頭の右と左では大きさや向きも違う場合があります。
口元も、口角を少しあげると、右側だけが左側より大きく上がってしまう、という方もいらっしゃいます。
それがそれぞれの、本来の特徴です。
それが事実ですものね。
皆様が撮影を終えて、大切な証明写真を選ぶときに、初めてその衝撃的な事実（！？）を知ったりする方もいらっしゃいます。
「右目と左目の大きさが違うんですが！」
たとえメイクで多少ごまかせたとしても、写真の撮影において、大きさの違うものは違うサイズで写ります。
顔だけはありません。顔の左右非対称は、先天的な場合も日常生活の癖（たとえば、食事のときの左右の噛み方や目の使い方）もありますが、体の傾きも左右非対称の方もいらっしゃいます。
これは、特にスポーツを続けていた方に目立ちます。そのなかでも、テニスやバドミントンをしていた方は、片方の腕に相当の力を入れることを続けてきたため、肩の傾きが大きく見られる場合が多いです。野球などもそうです。
それでは、日常生活においては、どうして左右対称に気づきにくいのでしょうか。
ヒトの目はとても優秀です。
通常は「目は左右対称なものだ」という情報が脳に記録されているため、ぱっと他人の顔や自分の顔を見たときに、少しばかりの左右非対称は脳の中で「修正」をして、見るわけです。
見てるのは、目ではなくて脳です。
ですから、よほど大きく左右が違わなければ、気づかないんです。肩の傾きも同じです。
日常、「あの人は、右目と左目の大きさがとても違う！」と感じる場合は、よほど左右の目の大きさの差異がある場合なんです。
この脳の「修正」機能は、動いているものに対しては特に効力を発揮します。
ですが、しかしです。
止まっている物を見たときは、すこし事情が違ってきます。先ほども申し上げましたが、ヒトの目はとても優秀なんです。
止まっているもの、すなわち動画ではなくて、静止画つまり写真の場合は、視界に入る範囲が狭いこともありますが、少しでも大きさが違うと、人間はその違いを見分けてしまうんです。
ですので、写真の場合は、左右非対称や傾きが気になってくるんです。
この動いているときに見える感じ方と、止まっているときに見える感じ方の違いは、脳の働きなんです。
詳しくは述べませんが、「色」についても同じなんです。実際の本当の色と、頭の中で記憶している色というのは違うんです。
これを、忠実色と記憶色といいますが、この話はまた機会があったときにお話ししたく思います。
お顔は一般的には左右対称の方が、素敵に印象良く見えます。ただし、完全にシンメトリーだと、表情のないお顔になります。
逆にいえば、左右非対称の場合は、表情が出てきます。
ここで、ひとつ皆様に申し上げておきたいことがあります。
当スタジオの「リクルートフォトプラン」は、お客様からのその場で修整希望を承ることができ、修整をその場でご確認いただけます。
私のほうでは、お客様のご要望のない限りは、輪郭を変えたりという修整はいたしません。もし、左右非対称が気になる場合は、お客様のほうからおっしゃってください。
ですが、その場合でも、実際と大きく異なるような補正はお受けできかねます。さきほどの、静止画と動画の違い程度の修整だとお考えください。
特に2月に入りますと、就職活動への不安も高まり、自分に自信が持てない方もでてきますが、写真にその気持ちを投影しすぎると「別人」になってしまいます。
自信のある方は、左右非対称でもはつらつとしている「表情」がでます。
しっかりとしたお客様の今の素敵なお姿を志望企業に伝えられるように、スタッフ一同精一杯頑張りますので、ご来店お待ち申し上げております。
なお、インフルエンザ等の感染予防ならびに二次感染防止のために、スタッフはマスクを着用させていただいております。
皆様も、規則正しくしっかりとした食事でこの冬をお過ごしください。
撮影を希望される方は、下のリンクからWeb予約でのご予約をお願いいたします。
