就活、転職活動中の皆様、こんばんは。
本日は小雨がぱらつく一日でしたが、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、毎年お話をしていますが、就職や転職の証明写真がどうして必要なのかを、考えてみたいと思います。

そもそも、証明写真ってどうして必要なんでしょう? 考えてみたことありますか?
それは、皆様が応募先の企業の採用担当者や役員になったと仮定してみたらよくわかるのではないでしょうか?

もともと証明写真とは、その目的は、第一義的には、「本人確認」です。
しかし、就職活動では書類上に貼付するもの(あるいはインターネットでのエントリー画面に添付するもの)ですから、最終的にはひとりひとり面接でお会いしてみればその本人かはわかるはずです。
そして、本人確認のためだけでしたら、本人とわかれば、どんな写真でもよいはずです。
ですから、よく自動車免許証の交付や更新の際に撮られる「証明写真」は、原則、本人を撮って本人とわかればいよいのですから、撮影も2、3回ではないでしょうか?
本人であることの「証明」ですので。

しかし、就職用の証明写真はそれとはまったく異なる側面があります。

異なる点のひとつめ。
あなたの「雰囲気」や「人柄」をぱっと見て確認すること。
ふたつめ。提出書類のなかのひとつとして「志望度」を確認すること。
以上です。

まずは、「雰囲気」や「人柄」を、確認するということについてです。
これは、”ぱっと見”なんです。大企業であればあるほど、まじまじと見ていられません。
仮に、あなたが某大手企業の人事本部・・・新卒採用チームの一員だったとしたら。
どうでしょう?
たとえば、2015年の伊藤忠商事の内定者数は128名でしたが、応募者数9511名でした。
大手ですから、担当者は他の中小企業に比べたら格段には多いものの、1万人ちかくの新卒の証明写真をまじまじと見ている暇などありません。
人事採用担当者も、仕事でやってますから、効率もあります。
そのような大人数の応募があればあるほど、ふるいにかけられて、選考通過者は絞られてきます。
そこでも、人数は多いですから「ぱっと見」です。彼らもプロですから、写真を見たらすぐにわかります。

この印象というのは、その人のお人柄や雰囲気のほかに、身だしなみや、全体としてのイメージが大切となってきます。
目が一重とか二重とか、イケメンであるとか美女であるとか、そんなことでが主眼ではありません。
その応募先企業ではたらく「ビジネスパーソン」として、ふさわしいイメージであるかということが前提です。
企業も、企業が存続するために、皆様を採用するわけです。皆様も真剣かもしれませんが、企業だって真剣です。
ですから、その企業に応募してきた人が、真剣でなければ「本当にうちに来たいのかな?」と必ず思うはずです。
企業は、皆様が想像する以上に、採用活動に多額のお金を費やしています。

そこで、ふたつめ。
皆様の「志望度」です。
たとえばのお話で考えてみてください。
そこの企業の社長さんの挨拶が会社のホームページに載っていました。
その写真は、町中にある「ボックス証明写真」で撮った写真を載せますか?
そのホームページは、多くのお客様が見ているわけです。ちゃんとしたらプロのカメラマンにお願いをしています。
当スタジオのカメラマンも、社長さんや金融アナリストの方の写真を撮りに行っていますから。それが事実です。
お客様と接するときは、やっぱり「しっかり、きちんと」していなければならないということはお分かりですよね?

これもたとえばのお話です。これを読んでいるあなたが中小企業の採用担当者だったとします。
今年度は一人しか採用できませんが、最終選考で2人残りました。
ひとりは、学校の成績も非常に優秀でスポーツ万能ですが、志望動機もあまりしっかりと埋まっておらず、証明写真もボックスのインスタント写真を自分で切って貼ったものでした。
もうひとりは、学校の成績も平均的ですが、志望動機もしっかりとしており、証明写真もしっかりと写真館で撮ってあるものでした。
あなたであれば、どちらを採用しようと思いますか? おそらく、後者の応募者を採用する人の確率は高いはずです。

これもたとえばのお話です。
これを読んでいるあなたが、大切なお客様をお招きしますが、お昼を用意しなければなりません。
それが、コンビニのおにぎりをそのままだしたら、相手はどのように感じるでしょうか?
仕出し屋さんから、届けてもらったお弁当だったら、豪華ではなくても、礼儀としてはきちんとしていると、相手に伝わりませんか?

実は、証明写真って最終面接へ近づけば近づくほど、重要になってくるものだと思います。
現実問題として、いくら売り手市場とはいえば、採用する決定権を持つのは、相手先の企業です。
採用の段階から、他の応募者と比較し、採用段階が進むにつれ、そのチェックが細かくなってきます。
A君とB君、どちらかを取るか、ということもあります。

ですから、当スタジオでは、限られた時間ではありますが、スタッフができるかぎり丁寧にお撮りしています。

筆者が申すまでもなく、当店にご来店いただくお客様は、神奈川在住の方だけではなく、東京都心や千葉、埼玉、山梨、静岡、群馬、栃木、茨城などからも多いのは、以上の点を心得ているお客様だからだと思っております。
お客様がしっかりされているので、私たちスタッフもいろいろと勉強をさせていただいております。

証明写真は、就職活動においては、あなたの志望度を視覚的にアピールするためのプロフィール写真だと当スタジオは捉えています。

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2021年卒
コロナ氷河期で長期化予想の就活。悩んでいるのはあなただけではないことをカメラマンが一番よく知っています。上智大学、専修大学、法政大学、明治大学、早稲田大学、大妻女子大学、成城大学、東京都市大学、東京農業大学、立教大学、東京都立大学他、転職活動のお客様お疲れさまでした。
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